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わたしのこと

いのちのヨハク 命名書に込める想い

 初めまして、shopオーナーの久米月仙と申します。
 ウェブサイトの公開に当たって、この記事では①命名書販売を始めた理由②shopに込める想い③これから運営していく上での自分との約束を勝手ながら綴っていきたいと思います。

①命名書販売を始めた理由

 元々、子供が好き、書道が好き、書道を教えるのが好きという理由と高校時代の書道の先生の影響もあり、高等学校で芸術科書道の教員として働いていました。命名書の制作は、教員を退職後SNSを初めていろいろな方が書かれた作品やそれを商品化しているのを目にしたときに、私も日本人の伝統文化を人々にもっと気軽に、身近に、書を、芸術を肌で感じてもらえるようにできないかなと思ったところからスタートしました。ほんの一瞬でも少しでも良いんです。誰かの癒しや感動、喜びに繋がったり、手に取ってくれた人と共に人生を過ごせたりできるような作品を届けていきたい。子供が好きということが大前提としてあり、一人でも多くの子供たちに命名書を届け、その子たちの人生を共に歩んでいけるような命名書を手掛けていこうと決意し、今に至ります。

自身第一子のお宮参りでの写真

 ②shopに込めた想い
 在職中にPTSDという精神疾患を患い、寝ることも食べることもできない状態が続きパニック障害も合併症として発症し、外出や人と会うことすらできない日々を過ごした時期がありました。死ぬまで働こうと思っていた教職を諦め退職し、それまで働き詰めだったので急に働けなくなり、罪悪感や劣等感に襲われました。26歳~29歳あたりまで自分が何をしていたかと聞かれたら、何もしていません。本当に何もしていません。(笑)しいと言うならば、生きていました。呼吸が上手にできた。えらい。くらいのスタンスで日々過ごしていたので、正しくは何もできなかった、かもしれないです。
 当時は周りの方に「人生の夏休み」とか「今ゆっくりするのが仕事だよ」とか言っていただいていたけど、癖でどうしても何かしなきゃとういう気持ちだけがあって、結局本当の意味で休めていない状態でした。「休むのも仕事」それを何百回と言ってくれた旦那のおかげでようやく今は「何もしない」を恐れなくなりました。「何もしない」時間は次に頑張るためや、自分の気持ちに耳を傾けられる余裕を心につくることに繋がり、それによって自身のあり方を見直したり修正したりしながら自分らしく生きていける。病気になって悲しいことも多かったけどそんな大切なことを教えてもらった気がします。

 こうして私の今の人生のテーマでもある「余白」となりました。もちろんがむしゃらに生きることも大切だし、かっこいいと思っています。ただわたしの人生(いのち)には余白が必要でした。人生の余白というのは、何も考えない時間や何もない時間を言うけれど、物理的にそんな時間作るの無理、という方もたくさんいらっしゃると思います。私も0歳の息子と一緒に過ごしていますが実際に毎日があっという間に終わります。これだけ「余白」という言葉が社会に浸透してもまだまだ世間一般のほとんどの方も私と同じように毎日を慌ただしく過ごしていると思います。そのぎゅうぎゅう詰めの中に、些細なことかもしれないけど、「うわ~」とか「はっ」とするような気持ち(私が思う人生の余白)を、同じ時代を生きている皆様にできるだけたくさん感じてほしい。それがテレビでも推活でも何でもいいと思います。私は命名書という形で書を届け、「ほわ~」というような頭ではなくて心が温まるような余白をできるだけ多くの方に届けることが使命だと感じています。
 人生の余白に加え、書やデザインにおいて肝となり、個性にもつながってくる「余白」の美を生かした命名書づくりをしていきたいという想いから「人生の余白」と「書の空間としての余白」二つの意味を込めて「いのちのヨハク」という名前を付けました。

③これから運営していく上での自分との約束
 それは、シンプルに嘘をつかない事です。自分にも皆様にも。気取った投稿は自分には向いていないし、私の言葉でありのままの私を出していきたいと思います。ちょっとカッコつけちゃったり、毒吐いちゃったり?ダサい一面も出てくるかと思いますが、「人間らしくて可愛いな」と皆様の大きな心でお付き合いいただけますと幸いです。
 拙い文章でしたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
 
 

この記事の著者

久米 月仙

1994年、佐賀生まれ。6歳からお習字教室に通い始めた。高校では書道部に入部し、様々な賞を受賞させていただいた。高校時代の先生の影響で大学も書道学科に進学し、教師の道を志す。卒業後、高等学校芸術科書道教諭として在職中は文化部のインターハイと言われる全国高等学校総合文化祭に生徒を導くなど指導者として活躍する。教員を早期退職後、少しでも多くの人に芸術を身近に感じてほしい、子供たちの感性を育む一助になりたい、という想いで命名書の販売を始める。

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