命名書はいる?いらない? - いのちのヨハク

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命名書はいる?いらない?

 妊娠が分かり、うれしい気持ちでいっぱい、、、、。だけど同時に不安もありました。私の一番の不安要素はそう、経済面。妊娠・出産・子育てこれからお金がかかって少しでも節約したいのに命名書なんかにお金かけられない!本記事ではそんな方のために私が思う命名書にお金をかけるメリットデメリット、安く済ませたい方へのおすすめの方法をお伝えできればと思います。

命名書にお金をかけるメリット
 ここであえて「買う」ではなく「お金をかける」と表現させていただいたのは、私が手掛ける命名書は決して安い値段ではないからです。値段設定についてはまた別途記事を書かせていただこうと思っておりますので是非そちらをご覧ください。
 さて、本題に入りますが私が思う命名書にお金をかける一番のメリットは、「一生の中でも一大イベントである出産という大切な思い出を、本当に大切に大切に残せること」だと実感しています。私自身子供が産まれるまで、いや、自分が書いた命名書を部屋に飾るまではそこまで深く考えられていなくて、産後は睡眠不足に加えホルモンバランスや体のあちこちで不具合が起きてメンタルも整わなかったりボロボロの中、内祝いの手配や書類関係の手続きまでありますから、とりあえず安いか可愛いの買っとくか!と私ももし書道に携わっておらず、誰かに依頼するならそうしていたと胸を張って言えます。(笑)
 産後すぐに同時期に出産する友人5人の命名書を承っていたので産後すぐに先に友人の子供の命名書を仕上げて、我が子の命名書を書きました。ですのでその時点でもうほぼ力尽きていて、愛する我が子には申し訳ないが書きたい、と言うより義務感の方が強かったように思います。里帰り出産でしたので、実家から自分たちの住む家に帰ってから命名書を飾りました。そのときからです。「うわ~めっちゃいいやん。」と思ったのは。只今、産後10か月程度経過しておりますが、今ももちろん目にして「いいな~」って思います。見るとそこに思いを馳せることができるのです。大げさではなくて命名書には大切な人を大切に思わせてくれる力がありました。
 次に「名前は両親からの初めてのプレゼント」と言いますが、そのことに加え名前はその時だけではなく、その子が一生寄り添って人生を共にするものです。印刷されたものや安価な命名書もたくさんありますが、一生付き合っていく大切なお名前を書いたもの。今なら思います、多少高くても我が子のためにきちんと書ける方にお願いしたいと。結果的にそれが自分のためにもなります。疲れているときも命名書を見るたびにこの名前を付けて、この子を産んだ自分のことを、そして目の前にいる我が子のことを自然と誇りに思えました。手書き文字には本当にそんな力もあると改めて書のパワーを感じました。
 最後にお金をかけるとなると大抵は書道家と呼ばれる方にオーダーする時だと思いますが、子供の名前のお手本になるのも良い点かなと思っています。なかなか書道家の方に自分の名前を書いてもらえることなんてないと思いますからね。
 簡単ですが以上が私が思う命名書にお金をかけるメリットです。

第一子の命名書

命名書にお金をかけるデメリット
 デメリットは二つ挙げていきたいと思います。まず一つ目は命名書の中では高額なものを購入したのに思っていたのと違っていた(サイズ感や質感など)場合が考えられることです。そうならないためにも気になることがあれば問い合わせをしたり、説明文を読んだりして納得のいく命名書を購入することが大切ですね。お七夜に間に合うようにと焦って適当なものを購入してしまうより、家族のどなたかが書いてお披露目し(ベビー用品店に用紙は安く販売されています)、後日改めて気に入るものを購入することをお勧めします。気に入る素敵なものでしたらインテリアとしても一生飾りたくなるし、素敵な空間ができあがること間違いなしです。また、急いで決めてしまって失敗するより書けなくても自分で書いたり、身近な人で字がうまい人に書いてもらったりと自分で用意した方が気持ちがこもっており用意したこと自体が素敵な思い出として残るのではないかと思います。
 二つ目は購入して、見たときは良いなと思ったけど、家の片隅で埃だらけになったり、写真のためだけで終わって、押し入れに直しこんでしまう場合です。もったいないし、可哀そうですよね。そうならないためにも、値段やフォロワー数で決めるのではなく、自分たちの感性に従って本当に書いてもらいたい方に依頼することが重要だと思います。
 ここからは価値観の問題で人それぞれで良いと思いますが、私は割と子供の名前を大切に扱いたいと思っているタイプです。いのちに名前を付けるという尊い行為と責任。一生を共に過ごしていくのだから本当に大切なものだと思っています。そこにプラスして、元教員として日本の誇り高き素晴らしい文化を子供たちにも、お母さんお父さんにも感じてほしいのです。だからこそ命名書は手書き文字の良いもの手に取っていただきたいと思っています。

安価に済ませる方法
 上の内容と少々重複してしまいますが、安価で済ませるのであれば、自分たちで書くのが一番良いと思います。無料のテンプレートもあるのでそういったものを活用するのも良いかと思います。もし余力があればパソコンで打ち込むのではなくお名前のところだけでも手書きにされると良いかと思います。書くことに絶大な苦手意識があっても、お父さんお母さんが一生懸命書いてくれたのであれば私だったらとっても嬉しいです。用紙も簡単に用意できますし、思い出にもなるし、書くことを楽しんでいただけたらそれはもうはなまるです!

まとめ
 結論、命名書にどこまでお金をかけるかは経済的なご事情でしたり、人それぞれの価値観ではありますが、お金をかけられるのであればぜひ心惹かれる作家さんの手書き文字にしてみてはいかがでしょうか。焦って決めずに、お七夜に間に合わなくても困ることはありません。とりあえずで急いで購入し半端にお金をかけてしまうなら自分たちで書いて、落ち着いたときに気に入るものを探してみたり、経済的にも余裕ができたときや欲しくなったタイミングで検討して納得のいくものを手に取っていただけたら私も嬉しいです。ぜひお子様に大切で誇らしいプレゼントとして素敵な命名書を渡してあげてください。

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